World Wide Navi ヘルプ
文字列の外部化

ソースコードを解析し、埋めこまれた文字列を自動的にリソースファイルに外部化します。
この操作は以下から可能です。
[I18N] -> [文字列の外部化]、 [ツールバーの文字列の外部化アイコン]、
[ソースディレクトリで右クリック] -> [I18N] -> [文字列の外部化]、
[エディタ上で右クリック] -> [I18N] -> [文字列の外部化]

YouTube デモ
MP4 デモ

この機能の基本処理は以下です。
[ソースの解析] -> [文字列の抽出] -> [ソースの修正とリソースの追加] -> [再解析]

解析と同じ項目については、ソースコードの解析を参照ください。

外部化は各プログラミング言語とスタイル(例: Windows MFC + サテライトDLL、 Linux Gnome + gettext、など)によって幾つかの種類があり、適切なものを選ぶ必要があります
外部化の種類は設定ダイアログによって切り替えることができるので、外部化の前に設定を確認する必要があります。間違った設定はソースコードを壊す可能性があります。(*1)

設定については、後述の設定を参照してください。

*1) ライブラリが変更された場合、適切な種類が自動的にセットされます(例:'MFC'を選択した場合、種類は'Windows DLL'がセットされます)が、念のため各実行毎に設定を確認することが推奨されます。 特にWindows Win32/MFCアプリケーションを使っている場合は、設定に注意が必要です。MFC/Win32の設定を参照してください。

[場所]
外部化する対象の行を指定します。
 [全ての行]
 全ての行の文字列を外部化します。
 (※注意: 無料版をお使いの場合、各実行につき1行しか外部化できません。)
 [選択された行]
 現在の行の文字列のみ外部化します。

[修正個所にコメントを挿入]
チェックした場合、元のソースコード行、指定したヘッダー、およびタイムスタンプが修正したソースコードに挿入されます。
これらのコメントを使って、後で修正箇所をたどったり、元のソースコードに戻すことができます。

[バックアップファイルを作成]
チェックした場合、修正したソースコードのバックアップファイルが作成されます。
修正したソースコードはこれらのファイルを使ってソースコードの復元から復元できます。
1つのソースファイルは、最初の実行で作成された1つのバックアップファイルしか保持できません。

[設定]
選択されたソースの種類の設定ダイアログを開きます。

設定

C/C++は4つの外部化の種類を持っており、VBは2種類、その他は1つです。
設定の幾つかでは、後述のWorld Wide Navi
パターン表記を使うことができます。


C/C++の設定

=== gettext ===
LinuxアプリケーションのGNU gettextプログラミングを使用します。

[追加するヘッダーファイル]
各ソースに独自のヘッダーファイルを追加できます。
必要なヘッダーファイルは自動で含まれます。

[main関数内の処理]
エントリポイントmain内の処理を設定します。(例:ロケールのセットなど)

 [ロケール設定のパターン表記]
 
パターン表記を使ってロケール設定の処理を記述します。
 デフォルト: setlocale (LC_ALL, "")

 [ドメインバインドのパターン表記]
 パターン表記を使ってドメインをバインドする処理を記述します。
 デフォルト: bindtextdomain("$DOMAIN-NAME", ".")

 [ドメイン設定のパターン表記]
 パターン表記を使ってドメイン設定の処理を記述します。
 デフォルト: textdomain("$DOMAIN-NAME")

[POファイル]
gettextのリソースファイル(.potファイル)の設定をします。

 [場所を指定]
 チェックした場合、リソースファイルは指定されたディレクトリに作られます。
 デフォルト: チェックなし。場所はアプリケーションと同じです。

 [ドメイン名にソースファイル名を使う]
 選択した場合、 リソースファイルはソースディレクトリやファイルの名前で作成されます。
 この名前は$DOMAIN-NAMEにセットされます。

 [ドメイン名を指定]
 選択した場合、 リソースファイルは指定した名前で作成されます。
 この名前は$DOMAIN-NAMEにセットされます。

 [コンパイルスクリプトを作成]
 チェックした場合、リソースファイルをバイナリ(.mo)にコンパイルするためのスクリプトが作成されます。
 デフォルト: チェックあり


=== catgets ===
古いUnixアプリケーションのcatgetsのメッセージカタログを使います。

[追加するヘッダーファイル]
各ソースに独自のヘッダーファイルを追加できます。
必要なヘッダーファイルは自動で含まれます。

[main関数内の処理]
エントリポイントmain内の処理を設定します。(例:ロケールのセットなど)

 [ロケール設定のパターン表記]
 
パターン表記を使ってロケール設定の処理を記述します。
 デフォルト: setlocale (LC_ALL, "")

 [メッセージカタログオープンのパターン表記]
 パターン表記を使ってメッセージカタログを開く処理を記述します。
 デフォルト: catopen ("$CAT-NAME.cat", NL_CAT_LOCALE)

[メッセージカタログファイル]
メッセージカタログのリソースファイル(.msgファイル)の設定をします。

 [場所を指定]
 チェックした場合、リソースファイルは指定されたディレクトリに作られます。
 デフォルト: チェックなし。場所はアプリケーションと同じです。

 [カタログ名にソースファイル名を使う。]
 選択した場合、リソースファイルはソースディレクトリやファイルの名前で作成されます。
 この名前は$CAT-NAMEにセットされます。

 [カタログ名を指定]
 選択した場合、リソースファイルは指定した名前で作成されます。
 この名前は$CAT-NAMEにセットされます。

 [コンパイルスクリプトを作成]
 チェックした場合、リソースファイルをバイナリ(.cat)にコンパイルするためのスクリプトが作成されます。
 デフォルト: チェックあり

[メッセージカタログ変数名]
ソースコード内のカタログオープンの変数名を設定します。


=== Windows DLL ===
.NETを用いないWindowsアプリケーションの動的なDLL読み込み(サテライトDLL)を使います。

[追加するヘッダーファイル]
各ソースに独自のヘッダーファイルを追加できます。
必要なヘッダーファイルは自動で含まれます。

[リソースDLL]
DLLの読み込みとそこから文字列を読み込む処理(LoadLibraryとLoadString)を設定します。

 [DLL読み込みのパターン表記]
 
パターン表記を使ってDLLの読み込み関数を記述します。
 デフォルト: wwnaviLoadLibrary() (wwnaviによって自動生成された関数)
 Visual Studio Win32アプリケーションを使う場合、
 「Win32ハンドルにセット」をクリックし、'hInstance = wwnaviLoadLibrary()'にセットしてください。
 Visual Studio MFCアプリケーションを使う場合、
 「MFCハンドルにセット」をクリックし、'AfxSetResourceHandle(wwnaviLoadLibrary())'にセットしてください。
 詳細は、MFC/Win32の設定を参照してください。

 [文字列読み込みのパターン表記]
 パターン表記を使ってDLLハンドルから文字列を読み込む関数を記述します。
 デフォルト: wwnaviGetString($WIN-RC-KEY) (wwnaviによって自動生成された関数)
 文字列をStringクラスとして扱いたい場合、
 「Stringクラスを使用」をクリックし、'gcnew String(wwnaviGetString($WIN-RC-KEY))'にセットしてください。
 詳細は、MFC/Win32の設定を参照してください。

[RCファイル]
Windowsリソースファイル(.rcファイル)の設定をします。

 [場所を指定]
 チェックした場合、リソースファイルは指定されたディレクトリに作られます。
 デフォルト: チェックなし, 場所はアプリケーションと同じです。

 [名前]
 RCファイルの名前を拡張子なしで指定します。
 この名前 + プロジェクトの名前 = リソースDLL(プロジェクト)の名前

 [エンコーディング]
 RCファイルのエンコーディングを指定します。言語選択によっても可能です。
 これは対象となる文字列のエンコーディングに一致する必要があります。
 例) 日本語の文字列の外部化用に「MS932」を使用、など。

 デフォルト: 現在の言語のエンコーディング

 [リソースキーのプレフィックス]
 RCファイルのリソースキーのプレフィックスを指定してください。
 この名前 + 自動連番 = リソースキー ($WIN-RC-KEYにセットされます)

 [Visual Studioプロジェクトを作成]
 チェックした場合、 このRCファイルをDLLにコンパイルするためのDLLプロジェクトを作成します。
 DLLの名前はwwnaviによって自動生成されたコードに対応しているので、チェックすることを強くお勧めします。

 [バージョン]
 上記のDLLプロジェクトのVisual Studioバージョンを指定します。
 最新のwwnaviは既存のプロジェクトのバージョンを抽出できるため、この項目について注意する必要はありません。

 [Visual Studioリソースをインクルード]
 チェックした場合、RCファイルはVisual Studio MFC/Win32のRCファイルをインクルードします。
 インクルードされたRCファイルはプロジェクトと同じ名前を持っており、GUIメニューやウイジェットのキャプション、その他を含んでいます。
 チェックしなかった場合、リソースDLLは外部化された文字列のみを含み、メニューやその他のリソースは含みません。
 さらに、チェックをした場合は、DLL読み込みのパターン表記は
 'hInstance = ..' または 'AfxSetResourceHandle(...'にセットする必要があります。
 これはWin32プロジェクトかMFCプロジェクトのどちらを使っているかによって決まります。

 詳細は、MFC/Win32の設定を参照してください。


=== .NET ===
Windows.NETアプリケーションの.NET ResourceManagerを使います。

[追加するヘッダーファイル]
各ソースに独自のヘッダーファイルを追加できます。
必要なヘッダーファイルは自動で含まれます。

[リソースマネージャ]
ResourceManagerクラスを作成し、そこから文字列を取得する処理を設定します。

 [リソースマネージャ作成のパターン表記]
 
パターン表記を使ってResourceManagerをnewする関数を記述します。
 デフォルト: Wwnavi::Resource::Init() (wwnaviによって自動生成された関数)

 [文字列読み込みのパターン表記]
 パターン表記を使ってResourceManagerから文字列を読み込む関数を記述します。
 デフォルト: Wwnavi::Resource::GetString("$DOTNET-RESX-KEY") (wwnaviによって自動生成された関数)

[Resxファイル]
.NETリソースファイル (.resxファイル)を設定します。

 [場所を指定]
 チェックした場合、リソースファイルは指定されたディレクトリに作られます。
 デフォルト: チェックなし, 場所はアプリケーションと同じです。

 [名前]
 Resxファイルの名前を拡張子なしで指定します。
 この名前はReourceManagerの名前の一部である必要があります。

 [リソースキーのプレフィックス]
 Resxファイルのリソースキーのプレフィックスを指定してください。
 この名前 + 自動連番 = リソースキー ($DOTNET-RESX-KEYにセットされます)


MFC/Win32の設定
アプリケーションの種類(MFC/Win32)と設定の対応は以下のようになります。

アプリケーションの種類 外部化の種類 DLL読み込み 文字列読み込み Visual Studioリソースのインクルード
MFCウインドウアプリケーション Windows DLL AfxSetResourceHandle(***)
(LoadLibraryから返されたハンドルをセット)
wwnaviGetString($WIN-RC-KEY)
(LoadStringによるTCHAR*を返す)
チェックあり
(生成された文字列.rcとGUI.rcを1つのDLLにまとめる)
Win32ウインドウアプリケーション Windows DLL hInstance = ***
(LoadLibraryから返されたハンドルをセット)
wwnaviGetString($WIN-RC-KEY)
(LoadStringによるTCHAR*を返す)
チェックあり
(生成された文字列.rcとGUI.rcを1つのDLLにまとめる)
MFC/Win32 Stringを使ったアプリケーション Windows DLL プロジェクトに依存します gcnew String(wwnaviGetString($WIN-RC-KEY))
(LoadStringによるTCHAR*から生成されたStringを返す)
プロジェクトに依存します
その他のMFC/Win32アプリケーション Windows DLL mainにハンドルを持つプロジェクトを使っている場合、 ロードされたDLLをそれにセット、そうでない場合はDLLをロードするのみ wwnaviGetString($WIN-RC-KEY)
(LoadStringによるTCHAR*を返す)
デフォルトの.rcファイルがある場合、生成された.rcにセット


Javaの設定

[リソースバンドル]
リソース管理クラスを作成し、そこから文字列を取得する処理を設定します。

 [提供クラス名]
 リソース管理クラスのインスタンスを作成するクラスを記述します。
 このクラスは各クラスで静的インスタンスを返します。
 デフォルト: java.util.ResourceBundle (標準J2SEクラス)

 [提供メソッドのパターン表記]
 
パターン表記を使ってリソース管理クラスのインスタンスを作成するメソッドを記述します。
 これは上記の提供クラスのメンバーメソッドである必要があります。
 デフォルト: getBundle("$BASE-NAME") (標準J2SEメソッド、ResourceBundle.getBundle)

 [インスタンスクラス名]
 リソース管理クラスを記述します。
 このクラスのインスタンスは、上記の各クラス提供クラスにより静的インスタンスとして作成されます。
 デフォルト: java.util.ResourceBundle (標準J2SEクラス)

 [インスタンスメソッドのパターン表記]
 パターン表記を使ってリソースから文字列を取得するメソッドを記述します。
 これは上記のインスタンスクラスのメンバーメソッドである必要があります。
 デフォルト: getString("$RESOURCE-KEY") (標準J2SEメソッド、ResourceBundle.getString)

[プロパティファイル]
Javaリソースファイル(.propertiesファイル)を設定します。

 [場所を指定]
 チェックした場合、リソースファイルは指定されたディレクトリに作られます。
 デフォルト: チェックなし、場所はJavaパッケージのトップディレクトリになります。

 [基底名にクラス名を使う]
 選択した場合、 リソースファイルは各クラスの名前で作成されます。
 この名前は$BASE-NAMEにセットされます。

 [基底名を指定]
 選択した場合、 リソースファイルは指定した名前で作成されます。
 この名前は$BASE-NAMEにセットされます。

 [言語を指定]
 チェックした場合、指定した言語コードがリソースファイル名に挿入されます。
 国コードも挿入可能です。
 デフォルト: リソースファイルは言語コードも国コードも持ちません。

 [UTF-8テキストを作成]
 チェックした場合、非ASCII文字列(ソースコードの元々ハードコードされていた文字列)が
 リソースファイルとは別のUTF-8テキストファイルに書き出されます。
 このテキストにより、たとえ非ASCII文字(例:日本語)であっても元の文字列を確認できます。

[リソースバンドル変数名]
リソース管理クラスのインスタンスの変数名を指定。

[リソースキーのプレフィックス]
リソースファイル内のリソースキーのプレフィックスを指定します。
この名前 + 自動連番 = リソースキー ($RESOURCE-KEYにセットされます)


C#の設定

[リソースマネージャ]
ResourceManagerクラスを作成し、そこから文字列を取得する処理を設定します。

 [リソースマネージャ作成のパターン表記]
 
パターン表記を使ってResourceManagerをnewする関数を記述します。
 デフォルト: Wwnavi.Resource.Init() (wwnaviによって自動生成された関数)

 [文字列読み込みのパターン表記]
 パターン表記を使ってResourceManagerから文字列を読み込む処理を記述します。
 デフォルト: Wwnavi.Resource.GetString("$DOTNET-RESX-KEY_CS") (wwnaviによって自動生成された関数)

 [フォームデザイナのソースを変更する]
 チェックした場合、Visual Studioにより自動生成されたコード内の文字列も外部化します。
 デフォルト: チェックなし

[Resxファイル]
.NETリソースファイル (.resxファイル)を設定します。

 [場所を指定]
 チェックした場合、リソースファイルは指定されたディレクトリに作られます。
 デフォルト: チェックなし、 場所はアプリケーションと同じです。

 [名前]
 Resxファイルの名前を拡張子なしで指定します。
 これはReourceManagerの名前の一部である必要があります。

 [リソースキーのプレフィックス]
 Resxファイルのリソースキーのプレフィックスを指定します。
 この名前 + 自動連番 = リソースキー ($DOTNET-RESX-KEY_CSにセットされます)

 [ファイル名をプレフィックスに追加]
 チェックした場合、リソースキーは始めに各ソースファイル名を含みます。


VBの設定

=== Windows DLL ===
Visual Basic 6.0アプリケーションのWindows APIプログラミングを使います。

[リソースDLL]
リソースDLLから文字列を読み込む処理を設定します。

 [文字列読み込みのパターン表記]
 
パターン表記を使ってDLLハンドルから文字列を読み込む関数を記述します。
 デフォルト: wwnaviGetString($WIN-RC-KEY_VB) (wwnaviによって自動生成された関数)

[RCファイル]
Windowsリソースファイル(.rcファイル)を設定します。

 [名前]
 RCファイルの名前を拡張子なしで指定します。
 この名前 + プロジェクトの名前 = リソースDLL(プロジェクト)の名前

 [エンコーディング]
 RCファイルのエンコーディングを指定します。 これは言語選択によっても可能です。
 これは対象文字列のエンコーディングと一致する必要があります。
 例) 日本語の文字列の外部化用に「MS932」を使う、など。

 デフォルト: 現在の言語のエンコーディング

 [リソースキーの開始番号]
 リソースファイル内のリソースキーの初期値を指定します。
 この番号から開始する自動連番 = リソースキー ($WIN-RC-KEY_VBにセットされます)

 [リソースコンパイラ(rc.exe)のbinディレクトリ]
 RCファイルを.resファイルにコンパイルするスクリプトが外部化後に作成されます。
 それにはこのbinディレクトリの下のrc.exeの絶対パスが含まれます。


=== .NET ===
Windows.NETアプリケーションの.NET ResourceManagerを使います。

[リソースマネージャ]
ResourceManagerクラスを作成し、そこから文字列を取得する処理を設定します。

 [文字列読み込みのパターン表記]
 
パターン表記を使ってResourceManagerから文字列を読み込む関数を記述します。
 デフォルト: Wwnavi.Resource.GetString("$DOTNET-RESX-KEY_VB") (wwnaviによって自動生成された関数)

[Resxファイル]
.NETリソースファイル(.resxファイル)を設定します。

 [場所を指定]
 チェックした場合、リソースファイルは指定されたディレクトリに作られます。
 デフォルト: チェックなし、 場所はアプリケーションと同じです。

 [名前]
 Resxファイルの名前を拡張子なしで指定します。
 これはReourceManagerの名前の一部である必要があります。

 [リソースキーのプレフィックス]
 Resxファイル内のリソースキーのプレフィックスを指定します。
 この名前 + 自動連番 = リソースキー ($DOTNET-RESX-KEY_VBにセットされます)


JSPの設定

[リソースバンドル]
リソース管理クラスを作成し、そこから文字列を取得する処理を設定します。

 [提供クラス名]
 リソース管理クラスのインスタンスを作成するクラスを記述します。
 このクラスは各クラスで静的インスタンスを返します。
 デフォルト: java.util.ResourceBundle (標準J2SEクラス)

 [提供メソッドのパターン表記]
 
パターン表記を使ってリソース管理クラスのインスタンスを作成するメソッドを記述します。
 これは上記の提供クラスのメンバーメソッドである必要があります。
 デフォルト: getBundle("$BASE-NAME") (標準J2SEメソッド、ResourceBundle.getBundle)

 [インスタンスクラス名]
 リソース管理クラスを記述します。
 このクラスのインスタンスは、上記の各クラス提供クラスにより静的インスタンスとして作成されます。
 デフォルト: java.util.ResourceBundle (標準J2SEクラス)

 [インスタンスメソッドのパターン表記]
 パターン表記を使ってリソースから文字列を取得するメソッドを記述します。
 これは上記のインスタンスクラスのメンバーメソッドである必要があります。
 デフォルト: getString("$RESOURCE-KEY") (標準J2SEメソッド、ResourceBundle.getString)

[プロパティファイル]
Javaリソースファイル(.propertiesファイル)を設定します。

 [場所を指定]
 チェックした場合、リソースファイルは指定されたディレクトリに作られます。
 デフォルト: チェックなし、場所は'WEB-INF/classes'ディレクトリになります。

 [基底名にJSP名を使う]
 選択した場合、 リソースファイルは各JSPの名前で作成されます。
 この名前は$BASE-NAMEにセットされます。

 [基底名を指定]
 選択した場合、 リソースファイルは指定した名前で作成されます。
 この名前は$BASE-NAMEにセットされます。

 [言語を指定]
 チェックした場合、指定した言語コードがリソースファイル名に挿入されます。
 国コードも挿入可能です。
 デフォルト: リソースファイルは言語コードも国コードも持ちません。
 ※注意:サーバーOSと異なる言語をデフォルトとして使う場合
 (例:アプリケーションは日本語サーバーで起動しているが、
 英語リソースをデフォルトとして使う場合)、その言語を指定する必要があります。


 [UTF-8テキストを作成]
 チェックした場合、非ASCII文字列(ソースコードの元々ハードコードされていた文字列)が
 リソースファイルとは別のUTF-8テキストファイルに書き出されます。
 このテキストにより、たとえ非ASCII文字(例:日本語)であっても元の文字列を確認できます。

[リソースバンドル変数名]
リソース管理クラスのインスタンスの変数名を指定。

[リソースキーのプレフィックス]
リソースファイル内のリソースキーのプレフィックスを指定します。
この名前 + 自動連番 = リソースキー ($RESOURCE-KEYにセットされます)


ASPの設定

 ['meta:resourcekey'を使う (aspラベル専用)]
 チェックした場合、Text="**"を置き換える代わりに、'meta:resourcekey='を各ASPタグに追加します。
 ※注意:このオプションはaspラベルを外部化するのみです。同一プロジェクト内で未チェック(通常)、チェック(meta使用)を混在して使用しないでください。

[Resxファイル]
.NETリソースファイル(.resxファイル)を設定します。

 [リソースキーのプレフィックス]
 Resxファイル内のリソースキーのプレフィックスを指定します。
 この名前 + 自動連番 = リソースキー

 [ファイル名をプレフィックスに追加]
 チェックした場合、リソースキーは始めに各ソースファイル名を含みます。


PHPの設定

[gettextを使う]
gettextを使って文字列を外部化します。

[リソース操作]
リソースファイルの読み込みに関する設定です。

 [初期化コード]
 'require_once(...wwnavi*.php)'によって呼ばれる初期化コードを記述します。
 デフォルトでは、ユーザーロケールの取得、setlocaleの呼び出し、リソースのバインドなどを行います。
 詳細は、
gettextを使った国際化をご参照ください。

 [文字列読み込み関数]
 リソースファイルから文字列を読み込む処理を記述します。
 文字列部分が置き換わるコードなので、戻り値は文字列である必要があります。
 デフォルト: _("$EX-STRING") (gettext関数)

[リソースファイル]
リソースファイル(gettext .pot)を設定します。

 [トップディレクトリを指定する]
 チェックした場合、リソースファイルは指定されたディレクトリの下のリソースパスに作られます。
 デフォルト: チェックなし、場所はindexファイルなどのTOPファイルが存在する場所になります。

 [リソースパス]
 トップディレクトリからのプロパティファイルの場所(ディレクトリ)を指定します。
 デフォルト: wwnaviRs

 [リソース名]
 リソースファイルの名前(拡張子なし)を指定します。
 デフォルト: wwnaviBundle

 [言語を指定]
 チェックした場合、指定した言語コードがリソースファイルのパスに挿入されます。(LOCALE(例:'en_US')/'LC_MESSAGES')
 国コードも挿入可能です。
 デフォルト: リソースファイルは言語コードも国コードも持ちません。

[xgettextを外部化後に実行する]
チェックした場合、既にある_("")から.potファイルを更新するために、全てのソースに対して、xgettextを実行します。
既に外部化された文字列のどれか(上記$EX-STRINGであるgettextのid)を変更した場合、このコマンドを走らせる必要があります。
デフォルト: チェックあり


JavaScriptの設定

[JSON/Propertiesを使う]
使用するリソースのフォーマットを、JSONまたはJavaプロパティかに切り替えます。
リソース操作は、これらに沿って変更されます。

[リソース操作]
リソースファイルの読み込みに関する設定です。

 [JSファイルを動的にロードする]
 チェックした場合、必要なJSファイルを読み込むAjaxが、初期化コードに挿入されます。
 デフォルトでは、Propertiesを使う場合は、jquery.min.jsとjquery.i18n.properties.jsが必要なJSファイルです。
 JSONを使う場合は、外部スクリプトは必要ありません。
 これらのファイルが既に呼出し元のHTMLのスクリプトタグで読み込まれている場合は、チェックを外してください。
 (チェックを外した場合、これらのファイルは、手動で呼出し元のHTMLのスクリプトタグへ挿入する必要があります。)
 デフォルト: チェック

 [追加するJSファイル]
 上記2つ以外のJSファイルを読み込みたい場合は、それらのファイルのURL(または相対パス)を
 改行で区切って指定してください。
 JSファイルを動的にロードするがチェックされていない場合は、読み込まれません。
 デフォルト: 空白(空白であっても、Propertiesを使う場合は、上記2ファイルは読み込まれます)

 [初期化コード]
 必要なJSファイルのロード後に、他のファイルのロードに先駆けて始めに呼ばれるコードを記述します。
 デフォルトでは、Ajax関数、リソースのロード、ユーザーロケールの検出などのプロセスが書かれています。
 詳細は、
JSONによる国際化と、jQueryによる国際化をご参照ください。

 [文字列読み込み関数]
 リソースファイルから文字列を読み込む処理を記述します。
 文字列部分が置き換わるコードなので、戻り値は文字列である必要があります。
 デフォルト: wwnRs.$RESOURCE-KEY (JSON使用時) jQuery.i18n.prop("$RESOURCE-KEY") (Properties使用時)

[リソースファイル]
リソースファイル(JSONまたはJavaプロパティ)を設定します。

 [トップディレクトリを指定する]
 チェックした場合、リソースファイルは指定されたディレクトリの下のリソースパスに作られます。
 デフォルト: チェックなし、場所はindexファイルなどのTOPファイルが存在する場所になります。

 [リソースパス]
 トップディレクトリからのプロパティファイルの場所(ディレクトリ)を指定します。
 デフォルト: wwnaviRs

 [リソース名]
 リソースファイルの名前(拡張子なし)を指定します。
 デフォルト: wwnaviBundle

 [言語を指定]
 チェックした場合、指定した言語コードがリソースファイルの名前か親ディレクトリ(JSONを使うかPropertiesを使うかに依ります)に挿入されます。国コードも挿入可能です。
 デフォルト: リソースファイルは言語コードも国コードも持ちません。

 [UTF-8テキストを作成]
 チェックした場合、非ASCII文字列(ソースコードの元々ハードコードされていた文字列)が
 リソースファイルとは別のUTF-8テキストファイルに書き出されます。
 このテキストにより、たとえ非ASCII文字(例:日本語)であっても元の文字列を確認できます。
 (*Propertiesを使う時のみ有効です。)

[リソースキーのプレフィックス]
リソースファイル内のリソースキーのプレフィックスを指定します。
この名前 + 自動連番 = リソースキー ($RESOURCE-KEYにセットされます)


ActionScriptの設定

[リソースバンドル]
リソースバンドルの読み込みに関する設定です。
 [文字列読み込み関数]
 リソースバンドルから文字列を読み込む処理を記述します。
 文字列部分が置き換わるコードなので、戻り値は文字列である必要があります。
 デフォルト: WwnaviRs.getString("$RESOURCE-KEY") (wwnaviが作成したクラスの読み込み関数)

[プロパティファイル]
Javaリソースファイル(.propertiesファイル)を設定します。

 [場所を指定する]
 チェックした場合、リソースファイルは指定されたディレクトリに作られます。
 デフォルト: チェックなし、場所はソースファイルの親ディレクトリと同じ階層の「locale」というディレクトリになります。

 [基底名]
 リソースファイルの名前(リソースバンドルの基底名)を指定します。
 デフォルト: wwnaviBundle

 [言語を指定]
 チェックした場合、指定した言語コードがリソースファイル名に挿入されます。
 国コードも挿入可能です。
 デフォルト: リソースファイルは言語コードも国コードも持ちません。

[リソースキーのプレフィックス]
リソースファイル内のリソースキーのプレフィックスを指定します。
この名前 + 自動連番 = リソースキー ($RESOURCE-KEYにセットされます)


パターン表記

文字列の外部化の設定は、リソースファイル名やリソースキーの値、その他を示す幾つかのパターン表記 (正規表現ではありません) によって可能となります。
詳細は、各設定ダイアログの'>>パターン表記について'のリンクをクリックしてください。


制限事項

Webスクリプト言語(JSPなど)の文字列の外部化は、幾つかのHTMLタグテキストやスクリプトレットをスキップします。
この場合、一括外部化の後でそれらを手動で外部化する必要があります。
























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